記事一覧

10月4日バザー開催します

生活相談サポートセンターの障がい者事業所ホープで、10月4日(土)に、バザーをします。琴似・山の手地区に事業所を構えて、約1年経ちますが、主な狙いは、地域の方に、私達の存在、取り組みの考え方をよく知ってもらう機会にしたいということです。
事業所の大きな看板には、障がい者の事業所をしていることを明示し、さらに「あなたの隣人をあなた自身のように愛せよ」という聖書の御言葉を掲げています。不幸にして社会的弱者に陥っている方との共生、神の御心である他人への親切・思いやりを意志表示しているわけです。
おかげさまで、私達の事業所には、見学者が多く見えられるようになってきています。また、多くの方が、すでに私達の活動を知っていることに驚くこともあります。感謝します。その拡がりを促進していこうと考えています。そこで皆さまへのお願いですが、バザーに出品するものを募集しています。
皆様の家の中に、古くなく良質のものであるが、自分やご家族にとっては、不要になっているもの等あれば、協力いただけると幸いです。

ホームレスの知らせと神への感謝

昨日、日曜日の朝7時ごろ、ある方からサポートセンターに電話。「ネットで、貴会を知る。旭山公園に、若い女性が、3日連続泊まっている模様。話しかけると涙ぐんだ。来てもらいたい」
さっそく会いにいったが、いろいろ語りかけるも終始無言。リックやバックを持ち、覚悟のホームレス。考える時間が必要なため、また来るといって、2時間後再訪。しかし終始無言。動こうとしない。
しばらくいて「夜は危険。今日は、台風もくる。(テレカをおいて)連絡をしたくなったら、連絡ください。ただし、ここは危ない。警察にお話しするかも…」といって、その場を去る。結局、警察にお話しし、本人同意したため、保護。
私は、すべては神様が支配しているということを、経験上からも信じている。今回も、神様が彼女を心配して、私達のところにつながる様、働きかけてくれたと思い、神様に感謝。

精神保健福祉士の試験合格

1月に受験した、精神保健福祉士の国家試験に合格していました。
というのも、3月14日(金)に発表されていたのですが、息子の結婚式の為東京に行っており、また、スマホもないため、たった今、パソコンで確認。
久しぶりのまとまった勉強機会でしたが、大変、為になりました。ミッションに活かしていこうと考えています。

中国で瀕死2歳児を無視した事件と最近の日本

ご記憶の方も多いと思います。2年程前の中国広東省内の路上で車にはねられ瀕死の重傷を負った2歳の女児を多くの­通行人が無視した事件。その後18人­の通行人が誰も女児を助けようとせず、結局死亡した。「昔の貧しい時の中国では、このようなことはありえなかった。お金優先社会の弊害。」等、中国内部でも論争が起った。
批判するのは簡単だが、もしも偶然に同じ状況に遭遇した場合、自分ならどうするか。「すごく忙しい。今日はたまたま大切な用事が待っている。誰も見ていない。かかわりたくない。・・・」。18人連続スルーした事実は重い。
まさに、聖書に出てくる隣人愛のたとえとしての「よきサマリア人」の事例だ。かわいそうだと思って、まずは助けるという行為ができるか。どのような状況でも、そういう気持ちを瞬間的にもち、行動に移せる心構えが、はたして自分にあるのか。
日本でも、「強い国、美しい国」が標榜され、景気持ち直し傾向(単なる円の市場への大量供給の結果なのだが)が好感され、多くの国民も、今の日本の方向性を良しとする傾向があることに、強い危惧を抱いている。経済格差は自己責任の結果、他人のことは俺には関係ない…といった、愛のない社会への大きな枠組みの中にいるのでは、と私は感じている。

精神保健福祉士国家試験受験

1月26日(及び一昨日)は、私にとって大きな一日でした。精神保健福祉士という国家試験の受験日だったからです。私は、受験資格がないため、専門学校2年の通信教育をうけ、この3月に卒業見込みとして、受験資格を得、受験しました。
精神、心理、社会福祉全般等合わせて、17科目の勉強ができたのは、大変参考になり、福祉制度がない時からの、多くの方の積み重ねにより、現在の制度があり、また同時に多くの課題があることもわかりました。
また、今回の勉強は60才の手習いのようなものでしたが、実体験としてわかったことは、記憶力の著しい低下です。
最後の6か月は、集中的に勉強し、過去3か年の試験問題を、2か月おきに3度、繰り返し解いた時のことです。実は、前に解いた問題を全然覚えていなく、また新鮮な感覚で過去問に取り組んだということです(良いことか、悪いことか)。
いずれにしても年齢とともに短期記憶及び作業記憶は低下する。私より若い方も覚悟していてください。
合否はともかく(3月中旬)、学んだことを、活動に活かしていきます。

明治期の社会福祉活動家

精神保健福祉士をめざしたカリキュラムの中で、社会福祉の歴史を勉強中だが、クリスチャンとして大変励まされている。それは、福祉制度が整っていない明治期に、キリスト教の信仰を持つ人々による事業がとても多く、何と教科書(普通の通信専門学校の本)での歴史に刻まれた11名中10名がクリスチャンということだ。簡単に5名だけ紹介。
石井十次らの岡山孤児院(ある孤児を引き取ったことを経緯に、信仰的覚醒から孤児事業に専念するために医師として働くことを断念。キリスト教信仰に根ざした岡山孤児院を創設。日本最初の孤児院)。
富岡幸助らの家庭学校(触法少年らの児童自立支援の先駆け。家庭的愛情のうちに薫陶することを目標とした。 そのために感化院といわずに「家庭学校」と称す。今NHKで話題の新島襄に学ぶ)。
石井亮一らの滝乃川学園(親を失った多数の孤児が発生し、その中でも少女たちが人身売買の被害を受けていることに衝撃。特に知的な発達の遅れに対し、当時は、「白痴」と呼ばれて人権侵害が甚だしく、生涯この問題に取り組む。「知的障害者教育・福祉の父」と呼ばれる。尚、妻は「・・・の妻」と呼ばれ、二人三脚の活動)。
野口幽香らの二葉幼稚園(当時の幼稚園が中流以上の子どもの保育に傾いていたのに対し,貧民の子を良い境遇において教育することはおとなの義務であるとの考えに立って,3歳以上の幼児を対象に1日7~8時間の保育を行い,休日も日曜・祝祭日と年末年始に限り,これにより父母の労働を助けた。)
山室軍平らの救世軍(終生に渡り社会福祉事業、公娼廃止運動(廃娼運動)、純潔運動に身を捧げた。)
同じ日本人として、とても勇気と希望をいただいている。現在、一見、法制度は整ってきたように見えても、無関心・格差・社会的不公正は拡がってきており、今日的な取組み・社会への発信が必要と考えています。

新事務所決定

生活相談サポートセンターの新事務所・事業所決まりました。
現在、ICF教会の2階をお借りしていますが、11月に転居します。
障がい者事業所「ホープ」の運営上、手狭になり、広くて、働きやすい、便利な場所を探していました。新物件は、一棟3階建(一階駐車場7~8台、2階、3階各66坪)。広く、内装もとてもきれい。旧国道5号線沿い、バス停(西区役所前)から1分。地下鉄琴似駅から7分。西区役所から4分。とても便利。
思いがけず、願い以上の場所を借りることができ、神に感謝しています。
車いす用のトイレ設置をすぐに行い、追って昇降機設置もする予定です。
生活や心の問題で困っている方、障がいをお持ちの方へのサポート、そして「生まれてきて良かった」と思ってもらえるよう、活動を拡げていきます。まずは、ふさわしい場所がそなえられ、関係者の皆様にも感謝いたします。

精神保健福祉士の資格挑戦

精神保健福祉士という国家試験をめざして、勉強中。受験資格がないため、専門学校の通信部に入学(2年コース)。来年春卒業予定で、1月が国家試験となる。本格的な勉強は40年ぶりで、60歳の手習いだ。この7月から本格的に受験勉強始めたが、短期記憶力がめっきり衰え、これはマズイと感じながらも、勉強は、実はとても面白い。
困窮者の相談支援、さらに障がい者の事業所「ホープ」もはじめるようになると、個人的な知識・社会体験・現場体験だけでは不十分と感じるようになった。特に、精神に関わる病理等に関しては、毎日実際にお付き合いしていくと、個々それぞれの状況が違い、かつとても奥行きが深い。
勉強の理由は、現場で真摯に対応し、自分流に体得することが、重要な事だが、過去・現在の、これら知識を体系的に勉強する方が、より的確な対応が可能と感じたからだ。代表者の責任上、必要とも思った。
最初は、「さらっとでも勉強できればよい」と思ってはじめたが、あと半年になり、本格的に勉強し始めると結構楽しく、またどうせなら、合格したくなってきた。
結果は、のちほど公表します。

障がい者就労支援事業所「ホープ」の近況

生活相談サポートセンターには、年間100名ぐらいの新規相談者が見えられる。障がい者からの相談も多くなり、彼らの悩みを聞くうちに、少しでもまともな就労支援事業所を立ち上げたくなり、事業所「ホープ」を2年半前に立ち上げた。
就労が難しい状態の方の為のB型事業所では、工賃(民間でいう給与)が、全国月平均13,000円しかないという課題がある。しかも、最多分布帯は6~8千円前後。食事、交通費等を払えば、マイナスというケースもある(尚、当事業所は、これらは、当方で手当する)。
民間出身の私としては、「それはないだろう。あんまりだ。」と思ったわけだが、実際始めてみると、まず仕事を受注するだけでも大変。単純作業(箱折等)では、一個1円前後…など。しかし、「仕方がない」では、障がい者に責任を果たせないので、「自前の事業を立ち上げる」必要を感じ、オリジナル商品「犬用おからクッキー(無添加・無着色)」を開発し、さらにはたい焼き・たこ焼き店「ホープ」も始めたわけだ。おかげで、工賃も2万円以上出せるようになった。
もう一つの狙いである障がい者の社会参画も徐々に進んでいる。3名は、輪番で店頭に立ち、実際にたい焼き・たこ焼き・レジ打ちをしている。その他に、裏方作業の方も多い。「社会と接点を持ち、仕事が楽しい」、「収入面での確保」の両立が大事なことと考えている。
また、障がい者の向き不向きもあり、特性にそった仕事づくりを模索中。小さなリサイクルショップも、いずれ始めたいと思っている。

たこ焼きを食べられた方の感想

大阪生まれ育ちの女性が、息子さんと、たこ焼きを食べに来られました。
「懐かしい味!!子どもの頃のおやつは、この味だったのですよ。札幌のたこ焼きは、まわりがカリカリしていて、ふわふわのこの食感を食べられなかった。」そして、おかわりして、「また来ます。」と帰っていきました。感謝します。