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2015年総会終了

総会終了し、事業報告及び事業計画内容をお知らせします。

昨年度事業報告に関する件(26年10月~27年9月)

1.概況
25年11月に、西区山の手・琴似地区に事業所を移転し約2年が経過しましたが、当会へ集う方々とともに歩みながら、サポート内容の向上に努めてまいりました。また、そのことを通じて、私達の活動が、結果として地域へ周知されつつあると感じています。
特に、障がい者の為の支援事業として、27年3月に事業所の隣に、「たい焼・たこ焼店ホープ山の手店」を移設開店し、また26年秋に試行的に始めた中古自転車販売を同じく27年3月に「ホープ再生自転車販売」として、本格オープンしたことが、特筆されます。
これらのこと等から、障がい者の就労支援事業所ホープの利用者も増加し、事業規模は年々拡大しております。また、いろいろな面で神からの試練を受けながら、同時に多くの祝福をいただいており神に感謝しています。
          
 
2.生活と心の相談サポート
新規相談件数
昨年度141
累計(6年5カ月)652


相談サポート事業を開始以来、相談件数が652件となっています。近年、相談内容は、極端な生活困窮が減少しながらも、恒常的な経済不安(ワーキングプア―等)や心の悩み等多様化の傾向が続いています。また、依然としてホームレスの方からの相談も受けております。
この生活相談サポート事業は、目の前の困った方に、どれだけ誠意をもって対応できるか、隣人愛を活動理念に掲げる私達が試されている事業です。また他事業を始める動機を与えられた事業でもあり、当会の原点となっています。

3.障がい者事業所「ホープ」
・登録利用者は、現在30名となり、徐々に利用者が増加しています。
 ・ポスティングの強化
   ポスティングに力を入れ、広報札幌のポスティングの他、ホープの事業内容チラシ、障がい者支援事業の「たい焼・たこ焼店ホープ」、「ホープ再生自転車販売」のチラシを継続的に配布し、ホープの周知と販売促進を図ってきました。
・犬用クッキーの販路拡大と仕事の品ぞろえの多様化
今年度、さっされんにも加盟し、元気ショップでの犬用クッキーの販売も始まり、また、インターネットでの売り上げもあり売り上げが増えてきています。利用者の特性に応じた仕事を提供できるようメニュー多様化をはかり、ホープオリジナル商品の製作・販売の他、公園・教会清掃、請負仕事の種類の拡大をはかってきました。
・研修活動
研修活動を開始してから2年目になります。利用者が自信と生きがいをもって、地域社会や職場で安定的に暮らしていくことを目指し、特に小さな成功体験を積み上げる事、約束を守る事、感謝の大切さ、報告・連絡・相談等を学び、それが、ホープでの日常作業とリンクしていることを実感してもらえることをねらいとしています。また、希望者にはパソコン研修も週一回行い、レベルに応じ、資格試験受験者も出しています。
 ・バザー開催
   昨年10月にバザーを開催し、地域への周知を図ってきました。

4.障がい者支援事業
(1)たい焼・たこ焼山の手店の運営開始
   27年3月から、従来の西野店から移転し、事業所の隣で店舗を開始することができました。事業所から徒歩で通える店舗候補を探してきましたが、隣のテント屋さんが廃業し幸運にも、借りることができました。まだ、周知が足りない為、売り上げは期待ほど伸びてはいませんが、来られたお客のリピート率も高く、今後に期待しています。
(2)ホープ再生自転車販売
障がい者の仕事の機会の提供の為、26年秋から準備を進め、27年3月末から店舗を開店しました。中古自転車は、地域周辺のマンション、団地等からの不要自転車の無料回収と札幌市自転車競売参加により入手し、安全に乗車できる製品として再生自転車を販売していることで、地域の方々の評価をいただいており、自転車再生に関わるメンバーが自らの仕事に対する自信につながっています。9月末で148台の販売となり、また、パンク修理、タイヤ・チューブ交換等の仕事も行い、地域密着型の販売を目指しています。


5.なごみの会
   毎月、一回のペースで、継続開催しており27年9月の開催で、58回目となっています。引きこもりがちな方の為の会として始めましたが、ホープのメンバーがほぼ参加し月一回のリラックスタイムにもなっています。お箏の上野さん他の「なごみーず」の演奏や竹内さんの昼食がこの会を支えてくれています。参加者の歌やゲーム、そして百円会費の食事等、肩のこらない不思議な空間をかもし出しています。

6.ハートビート
ICF教会での定期演奏会は年間で12回開催し、1回の平均参加者数は20名でした。
  教会外での出張公演は、平岸ミュージックフェスティバル、事業所ホープ「クリスマス会」、岩見沢シオンキリスト教会「クリスマス会」、さっぽろ雪まつり、その他、チップファミリーとしての出演でしたが、ハートビートの宣伝をさせていただいた「アライヴ・ミュージックフェスティバル」がありました。またICF教会でのイベント出演は、ユニフェスやこども祭り等4回行っています。
毎回、身体・知的・精神・発達などの障がいを持つ方が参加していますが、いったん演奏が始まると、障がいのある・ないという垣根はまったく感じられなくなります。150名での演奏となった平岸でのイベントは大好評をいただき、次年度も出演が決定しました。
さぽーとほっと基金の助成を受けて新たに9台の太鼓を導入しましたが、これはスタンド無しで自立し耐久性にすぐれ、身体障がい者や幼児、高齢者にも演奏しやすく、また3台の太鼓が入れ子式で1台の大きさに収納できる為、今後大いに活用できます。
その他、積立金からスポンジマレットの増量、太鼓やその他のパーカッション楽器、運搬用ケース等を着実に増やしています。

昨年度収支決算

収入 39,267,456円
支出 34,257,014円
利益 5,010,442円