グドール先生の
『番外編*第3』


モンゴルのススメ






今年7月、聖書学院の海外実習旅行でモンゴルに行ってきました。いつまでも続くなだ
らかな丘。どこまでも広がる草原。みどりの中に点在する白いゲル。自由に草を食む、
羊、牛、馬たち。時にはラクダも見かけました。午後10時すぎに見る、美しい夕焼け。
どうしてもっと多くの日本人観光客が来ないのかと思わせられるほどの美しい国でし
た。どんな絵はがきよりも、どんな映像よりもきれいな国でした。

景色がきれいな国ではあっても、モンゴルは発展途上国です。ですから日常生活は日本
と比べると大変不便です。私たちが宿泊した所には、シャワーはありましたが、お湯が
出ませんでした。真夏のモンゴルとは言え、冷水のシャワーを浴びるのはかなり大変で
す。何人かの勇気ある生徒は思い切って冷たいシャワーを浴びていましたが、頭が痛く
なるなどと言っていました。

このように、発展途上国に行くことは色々と大変なことがありますが、日本人が発展途
上国を訪れることには大きな価値があります。日本から行くとすぐに、日本という国が
いかに祝福された国であるかがわかります。狭いとは言いながらも、一般的な日本の家
では蛇口をひねればすぐにお湯が出ますし、トイレもきれいです。治安が良く、社会保
障も整っています。私は今の日本の中高生は修学旅行などで発展途上国に行き、ボラン
ティア活動などを行うと絶対にプラスになると思います。そうすれば、普段の生活で当
たり前と思っていたことが、いかに感謝なことであるかがわかってきます。

発展途上国への旅行から帰ってきますと、普段は当たり前のように思っていた、温かい
シャワーを浴びられることやお風呂に入れるということなどに対して自然と感謝する心
が湧きあがってきます。あなたも、ご家族やお友達と一緒に発展途上国に行ってみて下
さい!


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