「Vol.22」

グドール先生の

夫婦シリーズ』


「違いのわかる男と女 パート1」


今回は男と女の違いについて書きたいと思います。男と女の違いを知るべき理由が少なくとも二つあります。

?現代社会の中に男と女を同じ者にしようという動きがあります。極端な考え方としては、男女は子供を産む能力以外

は違いがないというものもあり、これを売り込もうとした人々もいました。性差別は悪いことであり、なくさなけれ

ばなりませんが、男女の違いを正しく理解しなければ社会に混乱が生じるのです。

?男女の違いを理解することによって、結婚やその他の人間関係が助けられます。 英語で、"Opposites attract"

と言う言葉があります。これは、性格等が反対の者同士は、互いに引き寄せ合うという意味です。男は女に引かれ、

女は男に引かれて結婚をします。ところがそれぞれの違いを良く理解しないと引き寄せる(Attract)はずの者同士が

攻撃(Attack)する者になってしまい、"Opposites attack"になってしまうのです。ですから、私たちは、特に

夫婦は、男と女の違いを理解することが大変重要なのです。

神は人間を男にだけ造られたのではなく、男と女とに造られたのです。神は、故意に、良い目的を持って男と女とに

造られました。攻撃しあうためではなく、互いに補い合うために男と女は造られました。

これから男性と女性の主な違いを述べますが、これは統計に基づいたものです。80%くらいは当てはまりますが、中

には例外もあって、自分が異性の方に当てはまるという場合もあるということを覚えていてください。

男は論理家、女は感情豊か

男と女では造りが違います。1981年、ロジャー・スペリー博士の研究によって驚くべきことがわかりました。男の子

の場合、妊娠16〜26週の間に、男の赤ちゃんにしかない化学反応が起こり、右脳と左脳を結ぶ「脳梁」という神経繊

維のいくらかが、二つの化学物質によって切り離されてしまうのです。ここで女性は思います。「やっぱりか。男は

どこか頭がおかしいと思っていたんだ...」と。

右脳は、芸術的な分野や感情などを司り、左脳は、言語や分析、論理的能力を司ります。男性も女性も両方使うわけ

ですが、一般的に男性は脳の両側を同時に使うことが女性ほどうまくできないのです。ですから、男と女では、物事

に対する考え方や反応が違ってきます。例えば、かつてケネディ大統領が暗殺された時の、アメリカの男女の反応は

こんな風に違いました。

男:「ケネディ大統領が死んだ!誰が国のリーダーなんだ?今、ソ連が攻撃してきたら、どうなるんだ?」

女:「ジョン・ケネディが死んだ!かわいそうなジャッキー(妻の名前)!かわいそうなジョンジョンとキャロリン

(息子と娘の名前)!」と言って、夫と父を亡くした家族のために泣いたのです。

どちらの反応かが正しくて、どちらかが間違っているということではありません。どちらの考え方も大切なのです。

神は男と女をこのように造られたのです。

夫婦問題の多くの原因はこの違いを認めて、受け入れないところにあるのではないでしょうか。「性格の不一致」と

言われてきたことの多くが、実は男女の違いにあると思います。

では、夫婦が決断を下す時には、「男の論理」と「女の感情」のどちらに頼ったらいいのでしょうか?信仰の父アブ

ラハムは「男の論理」によって、妻のサラに「私の妹だと言ってくれ」と言い、大失敗をしました。ダビデの妻ミカ

ルは、「女の感情」によって、力の限り主の前で踊った夫ダビデをさげすんだ結果、一生不妊になってしまいまし

た。頼りになるのは、「男の論理」でもなく、「女の感情」でもありません。神のみことばです。

決断を下す時はいつも、結婚を含む、人生全般のガイドブックである、聖書に基盤を置いてください。神のみことば

である聖書はいつも正しいのです。イエス様のことばを聞いてください。「だから、わたしのこれらのことばを聞い

てそれを行なう者はみな、岩の上に自分の家を建てた賢い人に比べることができます」(マタイ7:24)あなたも岩

の上に家を建てる人になってください。

男女の違いについては、次回に続けて書きます。乞うご期待。

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