「Vol.15」
									
										
											
												 
												グドール先生の 
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									「結婚式クイズ・パート1」 
										 
										 
										
										結婚式で伝統的に行われていることを通して、結婚の素晴らしい意義を考えてみましょう。 
										 
										 
										
										まず、クイズを何問か出してみます(1)。正しいと思う答えを選んでください。 
										 
										 
										
										(1)なぜ花婿と花嫁の家族や友人はそれぞれ反対側に座るのですか? 
										 
										
										イ.知人同士が一緒に座れるようにするため。 
										 
										
										ロ.二つの家族が一つとなることを示すため。 
										 
										
										ハ.どちらの友人が多いかを示すため。 
										 
										
										ニ.イ〜ハのどれでもない。 
										 
										 
										
										(2)なぜ結婚式場の中央通路に白い布を敷くのですか? 
										 
										
										イ.花嫁のドレスが汚れないようにするため。 
										 
										
										ロ.聖なる地に立っていることを示すため。 
										 
										
										ハ.床やじゅうたんを摩耗させないため。 
										 
										
										ニ.花嫁がバージンであることを示すため。 
										 
										 
										
										(3)なぜ父親が花嫁と一緒に中央通路を歩くのでしょうか? 
										 
										
										イ.花嫁がドレスの裾を踏んでつまずかないように。 
										 
										
										ロ.娘を嫁に出すことを示すため。 
										 
										
										ハ.参列者の前で父親としての試練に耐えるため。 
										 
										
										ニ.イ〜ニのどれでもない。 
										 
										 
										
										それでは、正解です。 
										 
										 
										
										結婚は契約 
										 
										 
										
										一番の答えは「ニ」です。結婚式の会場で、花婿側と花嫁側の人々がそれぞれ反対側に座るのは、契約の場であると 
										 
										
										いうことを表しています。旧約聖書の時代、契約が結ばれるとき、いけにえとなる動物を真っ二つに切り裂いて、互 
										 
										
										いに向かい合わせに置きました。そして契約を結ぶ者同士が、その間を通ることによって、契約が結ばれたのです 
										 
										
										(創世記一五・10-18、エレミヤ三四・13、18参照)。 
										 
										 
										
										結婚は契約です。結婚式の中で一番大事な部分は指輪交換でもウエディング・キスでもなく、誓約です。 
										 
										 
										
										「私は、健やかなときも、病むときも、富むときも、貧しいときも、あなたを愛し、あなたを敬い、あなたを慰め、 
										 
										
										あなたを助け、命のかぎり、堅く節操を守ることを誓います」という誓約こそ、結婚式の中心です。 
										 
										 
										
										英語では、結婚の約束のことを「marriage covenant」と言います。  
										 
										 
										
										Covenantとは、一般の商取引等の契約を意味するcontractとは区別される言葉です。 
										 
										 
										
										Covenantは契約者同士の信頼に基づいており、状況が変わっても破棄できるものではありません。 
										 
										
										一方Contractは、契約者同士が信頼し合っていないから交わすものであり、互いの同意によって無効にできるもので 
										 
										
										す。 
										 
										 
										
										結婚の約束(契約)とは、これほど厳粛なことなのです。現代社会では「結婚してみてうまく行かなかったら、やめ 
										 
										
										てしまえ」という具合に軽く考えられていますが、本当の結婚は、命を懸けた真剣なものです。このように、契約に 
										 
										
										基づいた結婚は揺るぐことなく、祝福されたものとなります。 
										 
										 
										
										バージン・ロード? 
										 
										 
										
										二番の答えは「ロ」です。日本では、結婚式場の中央通路のことをバージン・ロードと言いますが、これは完璧な和 
										 
										
										製語です。白い布を敷く理由は、聖なる神の前に立っているということを表すためです。結婚の契約は、本人同士と 
										 
										
										証人の前だけでなく、神の御前でなされることであり、神がこの契約に積極的に関わっているのです。結婚は「神が 
										 
										
										結び合わせるもの」(マタイ一九・6)なのです。 
										 
										 
										
										ピュリティ・リング 
										 
										 
										 
										
										三番の答えは「ニ」です。冷や汗をかきながら、花嫁さんと一緒に入場する日本のお父さんをよく見ますが、これは 
										 
										
										お父さんを苦しい目に遭わせるためではありません。この行為の意味は、父親が花婿に向かって、「私があなたに与 
										 
										
										えるこの娘は、私があらゆる努力をして清純な花嫁として育てた者です」ということなのです。旧約聖書の時代、結 
										 
										
										婚前の娘の純潔の責任は父親にありました(申命記二二・13-21)。使徒パウロもキリストの花嫁としての準備を、 
										 
										
										この父親の責任に例えてこう言っています。「私はあなたがたを、清純な処女として、一人の人の花嫁に定めた」と。 
										 
										 
										
										この父親の責任は今日も変わりません。 
										 
										
										私は娘のアリスが一四歳になったとき、結婚するまで純潔を守ることの大切さを教えるため、又それを約束する印と 
										 
										
										して、Purity Ring(純潔の指輪)をプレゼントしました。神さまが自分に下さった体は貴いもので、将来の結婚相手 
										 
										
										のために大切に守ること、この指輪に込められた意味を忘れないで結婚の日まで大切に持っていることを伝え、祈り 
										 
										
										と共に指輪を渡しました。 
										 
										 
										
										(1)Institute in Basic Life Principles/ The Wedding Covenant参考 
									 
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