「Vol.2」

グドール先生の
『子育てシリーズ』

「触れ愛」


親として私たちは子供の「愛情タンク」をいつも満たしてあげなければなりません。

この「愛情タンク」を満たす一番やりやすい方法が子供に触れることだと思います。

子供に触れるのに特別な場や理由は必要なく、ほとんどいつでも、触れることによって子供の心に愛を伝達すること

ができます。親はたとえ忙しくても、子供の背中や腕、あるいは肩に優しく触れる事ができます。

あなたは意識して子供に触れているでしょうか。


マイアミ大学で興味深い調査がなされました。52人の7?18才の、うつ病などの情緒障害で入院した子供に五日

間毎日30分、背中をさすってあげました。同じ期間、他の20人の子供にリラックスしたビデオを見せました。


結果:背中をさすってもらった子供達は、この治療の間とその後も、不安や落ち着きのない行動、ゆううつが減りました。

ビデオを見た子供達は、見ている間だけリラックスすることができました。

この調査結果からも、愛を持って子供に触れることの大切さがわかると思います。

また、触れられる必要のあるのは小さい子供だけではありません。

小学生も、中学生も高校生も、触れ方は違いますがそれぞれ触れられる必要があります。

子供は、この時期に愛を持って触れられるならば、後に不健全な形で触れられる事を求める事がありません。

あなたも愛を持って子供に触れてあげて下さい。



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